安保法を語る(2)私はあの頃、「私たちは、自由と民主主義のために戦っている」と教えられました。それが自己防衛なのだと。ベテランズ・フォー・ピース(Veterans For Peace)平和を求める元軍人の会

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【拡散希望】安保法を語る(2)―戦場のリアル― 国を守るため、テロリストと戦うためと信じ、戦地に赴いた兵士が見た真実とは? ぜひ、お読み下さい!各種共有ボタンで拡散を!→

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2016年11月19日に行われました総がかり行動主催「11・19国会議員会館前行動」での、ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める元軍人の会)のお二人からの発言です。

1人目:ローリー・ファニングさん
2人目:マイク・ヘインズさん
通訳:レイチェル・クラークさん

ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める元軍人の会)
Veterans For Peace

●1人目:ローリー・ファニングさん

みなさん、こんにちは!

今日はここに呼んで頂いたことを、非常に光栄に思います。

米国の陸軍攻撃隊に属していた時に、アフガニスタンに行きました。
そして、その後なぜ日本に来たのか、皆さんにお話しさせて下さい。

しかしその話に入る前に、どうしても言いたいことがあります。

広島と長崎に原爆を落としたこと。そして、東京大空襲を起こしたこと。
その二つについて、皆さまに、心からお詫び申し上げます。

今でもアメリカでは、この原爆投下を正当化する意見が大半です。
そして、その後の戦争を更に正当化するネタに使われています。

けれど私たちは、あの原爆投下や空爆に関して、何の正当性も無いと思っています。

第二次世界大戦に投下された原爆について、もっともっと、今のアメリカ人に疑問を持って欲しいと思います。

あの第二次世界大戦というのは、その後、アメリカが引き起こしてきた、数々の戦争を正当化するために使われているからです。

それを止めなければ、いけません。

9.11の時、あの旅客機がツインタワーに激突しました。
その数か月後に、私は陸軍に志願しました。

私はあの頃、「私たちは、自由と民主主義のために戦っている」と教えられました。
それが自己防衛なのだと言われました。

でも、私が現地で見たこと、やっていたことは、全く逆でした。

9.11以降の戦闘で亡くなった人は、既に100万人程になっていますけども、その亡くなった方々の殆どは、全く戦争に関係の無い、一般市民の人たちでした。

この世界は、アメリカが軍事介入し始めてから、以前よりももっともっと危険な所になってしまいました。

私がアフガニスタンで目にしたことは、そこに住む人たちのどうしようもない極貧状態でした。

今現在、南スーダンの人たちが置かれている状態に、そっくりでした。

敵味方が入り交じり、また分かれて、またくっつきという様なことが常に繰り返されているので、いったい誰が味方なのか、いったい誰が敵なのか、それを判断することは非常に難しくなっています。

それが今、南スーダンでも起きています。

無実の人たちが、全く無垢の人たちが、犠牲になってしまうということはどうしても避けられないことでした。

私があの国(アフガニスタン)でやったことに対して、本当に、本当に、申し訳なく思っています。

私たちは、皆さんから色んなことを学ぶために日本に来ました。

皆さんの持っているこの憲法9条、平和の憲法9条は、世界中の金(きん)を全部集めても、それよりも、もっともっと、とても大事なものだと思います。

でも残念ながら今、それが無視されているように見えます。

どうぞ皆さん、この憲法9条を大事に大事に守って下さい。

今は単に、南スーダンとのやりとりでありますけども、これがどんどん進んでいくと、
相手の国が、5か国位に増える日も、それほど遠くないかもしれません。

皆さんの国が、いつの間にかアメリカの様になっているかもしれません。

そんなことになって欲しくないですよね。

どうもありがとうございました。
どうぞ憲法9条を守って下さい。
そして、いつしか戦争のない時代が訪れる時、それを実現するのは、平和を愛する日本の方々のリーダーシップだと思います。

●2人目:マイク・ヘインズさん

私はマイク・ヘインズと言います。イラク戦争に従軍した経験があります。

2003年に米国がイラクに侵攻した時、私もイラクに行きました。

昨日、ローリーと私は広島を訪れました、非常に心を打たれました。

私は、世界中の平和を愛する人々と、そしてベテランズ・フォー・ピースを代表して、オバマ大統領が、為し得なかったことを成し遂げたいと思っています。

広島・長崎に原爆を落としたこと、そして東京に大空襲をもたらしたことに対し、心より、皆さまにお詫び申し上げます。

日本中の何百もの都市でも空爆がなされ、たくさんの犠牲者を出しました。
そのことに対しても、心よりお詫びを申し上げます。

そして個人的にもう一つ、私が駐留していた沖縄の皆さんにも深く、お詫び申し上げます。

沖縄には、32以上の軍事施設があります。でも沖縄という土地は、日本全国の国土面積の0.6%でしかないんです。

現在、アメリカ帝国主義は、全世界に700前後の基地を置いています。もうそんなことはやめなければいけません。

私たちの国が大統領にドナルド・トランプ氏を選んでしまったことについても、皆さんにお詫び申し上げます。

私は2003年に、2つの大きな理由で戦場に行かされました。

一つ目は、大量破壊兵器を阻止すること。

二つ目は、テロリズムと戦うことでした。

皆さんご存じと思いますが、どちらも嘘だったんです。

当時私たちは、毎日毎日たくさんの普通の家庭を襲撃しました。

通報があったから襲撃したのですけれども、その6割は嘘の通報によるものでした。

通報のあった家に押し入って、軍隊に入ってもいいような年の男性がいますと、そういう男性達を遠くの尋問施設に送っていました。その後、きっと彼らは家に帰ることは無かったと思います。

今でもあの時の高齢者の方の叫び声、その家にいた6歳、7歳位の女の子たちの叫び声が、私の耳に残っています。

夜寝ようとすると、その叫び声が耳に響いてきます。

イラク戦争から戻ってきて、私は大きな教訓を得ました、それは何かと言いますと、全ての事について疑問を持つことです。

私たちのリーダーたちが、このような紛争に私たちを巻き込んだ、その理由は一体何だったのか。

ちゃんとそういうことを見極めないと、皆さんの国も、いつかはアメリカのようになってしまいます。

今現在、私が大変危惧している事は、日本が憲法9条の解釈をいろいろ変えようとしていることです。

自衛隊が南スーダンに行く。私は、あそこに自衛隊がいるべきではないと思います。

PKOの5項目は全て無視されています。
停戦協定など存在しません。

300人程の自衛隊が20人位の邦人を保護するために、あそこに送られている訳ですね。
でも、その20人を先に避難させる方が、よろしいのではないでしょうか。

皆さん、憲法9条を守って下さい。これは、皆さんの素晴らしい素晴らしい宝物なんです。

日本は世界中で数少ない国々の一つなんです。71年間も、ずっと戦闘を経験してこなかった、そういった特殊な国なんです。

皆さんは、「平和って出来るんだよ」ということを、世界に示してるんです。
お願いです。憲法9条を大切に守って下さい。
ありがとうございました。