4・14警備当局への要請( #国会前大集合 )


2018年4月9日

警視庁警備関係責任者様
警視庁麹町警察署長様
警視庁麹町警察署警備課長様

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
共同代表 小田川義和
高田健
福山真劫

要 請

日頃の貴職のご活動に敬意を表します。

私たちは来る4月14日(土)に、市民による大規模な国会前行動を企画しております。これは「あたりまえの政治を市民の手で」実現することを目指して、森友・加計疑惑、公文書改ざん疑惑にまみれた安倍政権の退陣を要求する行動であり、日本国憲法が保障する市民の正当な権利の行使です。

当日は、国会議事堂周辺に数万に及ぶ市民の結集が見込まれます。

つきましては、この行動を無事に成功させるために、この間の諸行動の経験を踏まえ、当実行委員会は警備当局に以下の諸点について申し入れます。

1.多くの市民が国会正門前の並木通り周辺路上に結集することが予想されます。
先般、当実行委員会呼びかけた3月15日(木)の国会正門前行動に際して、警備当局は並木通りの歩道に配置したコーンで仕切った参加者用のスペースを、従来より大幅に狭めました。この結果、参加者が大変窮屈になり、各所で警察官の対応への抗議の声が上がりました。これは全く無用のいざこざであり、従来通りのコーンの位置にすれば何の問題も起きなかったことです。警備当局にしても、安全な通路の確保が目的ならば、従来通りに戻すべきです。今回はこのような不当な制限のないようにあらかじめ、申し入れます。

2.しかしながら、今回は、安倍政権への市民の怒りを反映して、多くの市民が国会前に結集し、大変な混雑と危険が考えられますので、あらかじめ並木通り車道を一時的に市民の行動に開放するよう申し入れます。
時間は13時30分から17時が適当と考えます。
この問題はこの間、幾度となく当方と警備当局が話し合ってきた課題であり、成り行きに任せるのではなく、あらかじめ車道開放を実現して、責任をもって安全に、整然とした行動が行われるよう、この方策の実行を強く求めます。

3.参加者には若年者から高齢者にわたるさまざまな市民がおり、この安全を確保するのは実行委員会と警備当局との共通の責任です。警察の警備に際してはロープで結束した鉄柵の設置などによる規制は極めて危険であり、絶対にやめてください。もし整理のために必要であれば、柔構造のコーンとバーなどで行い、万が一でも参加者にけが人などが発生しないように、万全の配慮をしてください。

4.混雑にあたって、警備当局から参加者にメガホンなどで直接呼びかけ、規制するのはやめてください。参加者の意思を一方的に無視した警備警察による整理は、参加者からみれば弾圧、挑発であり、極めて危険な緊張を引き起こします。必ず実行委員会の自主的な交通整理を第一に尊重したうえで、また、実行委員会との連絡・協議をもとに、現場の安全を確保するようにしてください。
このところの官邸前での行動にたいする交通機関の出口の規制はいたずらに混雑・混乱を招く危険なものであり、警備体制としては不当、下策の批判が避けられません。

5.当実行委員会は、当日、現場に整理誘導担当者、医療担当者、弁護士など法律関係者などをできるだけ多数配置し、行動の安全のために責任をもって対応する予定です。

以上、当実行委員会から警備当局の皆様に強く要望します。4月14日の市民の行動が安全の内に実行されることを願います。

以上