安保法を語る(1)「自衛隊を南スーダンに送るな!! いのちを守れ!! 青森集会」での、自衛官の母親・平和子さん(北海道)のスピーチ


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はじめまして、平和子と申します。
本日は青森の皆様に自衛官の息子を持つ母親の思いをひと言お話させて頂きます。

今回の安保法制の強行は勝手極まる安倍政権の横暴を現実化し、日本人の命、自衛官の命がまるで将棋の駒のような扱いとなっています。

現在、南スーダンは表面上の報道は落ち着きを伝えていますが、南スーダンの指導者本人が「停戦合意は完全に崩壊している」と会見するなど、ひと時も安心できない状況に変わりは有りません。

千歳の部隊が行く前から、派遣条件の安全5原則は崩れており先遣隊から「撤収願い」が出されていると、千歳の市議会議員さんに伺いましたが、それも全く無視されまるで何事もなかったかのように、またここ青森の部隊を派遣させるなど、言語道断です。

しかも今度はより実戦的な任務も付与、さらに医療チームも同行となり、もう完全な戦争状態そのものです。
アメリカ軍では兵士のみならず医療従事者もPTSDによる自殺者が多数出ていると聞きます。
また、何も決まっていないあやふやな立場の自衛官が現地の方を1人でも殺めてしまった場合や、捕虜とされた場合も、組織の命令に従っただけなのに、隊員個人に刑事罰が問われ、国際法の対象外扱いで相手の国の法律で処罰される可能性があるという、理不尽極まりない環境なのです。

国会での安倍首相の国民全体を馬鹿にしたような発言や、稲田防衛大臣の視察キャンセル騒動から金銭疑惑と、大臣としての資質以前の人としての問題に、とてもこんな人たちに自衛官の命、大切な息子の命は預けられないという強い憤りでいっぱいです。

日本の自衛隊は日本の国を守るため、毎日厳しい訓練に励みひとたび大災害が起これば一番先に駆けつけ救助にあたってくれる、言わば日本の宝物のような存在です。その宝物をわざわざ海外の危険な紛争地に送るなどという理由…それはアメリカに操られた安倍政権の戦争利権に他ならないと思います。
北朝鮮がミサイルを打つとまるで申し合わせたように日本の防衛予算が跳ね上がります。

息子の立場を考え「生きていればまた会える」と軽い気持ちで一旦距離を取ることにしたのは今年の春の事です。
私は昔から平和運動に関わっていて、息子は一旦入った勤め先の都合で自衛隊に転職しました。当時お付き合いしていた今のお嫁さんのお父様が自衛隊のOBで「やっぱり公務員だぞ」と勧められたこともありました。
息子から何度となく「母さん、心配しないでいいよ。俺別に戦争マニアでもないし家族を養うために部隊に居るんだから…ホント俺クビになっちゃうからさー頼むから色々するのやめてね!」と言われていたのです。その時の親子の会話で「わかったわかった、もし私が派手にやりたくなったら、その時は本名も出さないしアンタとは無関係ってことにすればいいじゃない。でもさーそこだけが仕事じゃないんだよ、命あってのモノダネなんだからネ!」とやり合っていました。

今、あの衆院補選からこのような状況になり゛これはマズい事になった…゛と4~5日考えた末に手紙で思いを伝える事にしました。

でもいざとなると胸に迫って手は震え、涙はこぼれるしでようやくの思いで便箋5~6枚に一週間がかりで「こんな母さんのところに生まれてくれてありがとう、これから母さんがする事を許して下さい。あなたにはくだらない戦争に巻き込まれて犬死になんかしてほしくない、あなたはあなたの所に来てくれた宝物家族を全力で守り抜き天寿を全うして、それが母さんの願いです」と書きました。

腹を決め頑張る日々ですが会えない今は、時折息子の小さかった頃の夢を見ると涙がこぼれます。

私は息子1人が無事ならそれでいいとは思いません。

私はこのおかしな流れを1日でも早く終わらせ、笑顔でまたみんなに再会出来るようこれからも声を上げ続けて参ります。
青森の皆さんもおかしい事にはハッキリ「おかしい!」と一緒に声を上げませんか?
共に頑張りましょう。ありがとうございました。(拝)
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自衛隊を南スーダンに送るな!! いのちを守れ!! 青森集会より
自衛官の母親・平和子さん(北海道)のスピーチ(全文)

10月30日(日)午後1時30分~
主催:戦争法廃止を求める青森県民ネットワーク/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会